corposant

日記帳

二人の旅路をまだ呑みこめていない

前回よくわからない呻きをあげながらブログを書いていたとき、ちょうどアンルートを始めたところだった。昨晩、彼女との七日目を迎えたのでまたこうしてブログを書いている。
今回は普通にネタバレとなるので未読の人は帰るか読み終わったあとに消火器で頭を殴るなどしてほしい。逆裁やった人にしかわからない発言をやめろ

ネタバレ:面白かった(心の傷にはなった)


たった一人のために世界のすべてを敵にして、世界中が敵のまま終わってしまった。
なんていうか、本当に、アンを選んで、アンだけを選んだ、としか言いようのないはなしだった。

アン、最初はツンデレ系のメイドキャラなのかな?って思ってたけど卒業式のくだりの無邪気で幼い言動を見るに、あれはプログラムされた挙動なんだなあとしみじみ思う。
ちょっと強気な言葉もしっかりしてて世話を焼いてくれるところも「アン」という被造物に付け加えられた設定で、本当の彼女はとても幼くて、生まれたてのこどもだ。ノックの力加減すらわからないような。

彼女は笑ってくれていたけれど、このおわりを呑み込むのには時間がかかりそうだ。別に今回の話が嫌だとか、二人が悪かったとかそういうことではなく、彼女にしろ指揮使いにしろこれ以外の幸福があったと思いたいのだ。アンを選び、アンの幸福を願って、これしか許されないと断じたくはない。
あと、一人の人間を選んだことで明確に他の人間から敵意を向けられたり失望されたりというのもつらいものがある。それが選択の代償だとはわかっているけれど……アントネーワに罵られるのは本当にきつかった。彼女の死目に逢うことも、責任を負うことも、出来なかった。それよりもアンを選んだから。
全部選ばせろって前回も言いましたよ私は。

自分の選択はアンの願いを果たして叶えてやれたのだろうか。悲しませて苦しませて、ほんの一瞬だけ夢を見せていたに過ぎないのではないだろうか。そういう不安のような何かがずっと捨てきれない。
あの狭い庭のなかで目一杯手を伸ばした結果掴んだものはあまりにもちっぽけで、それしか掴めなかった、許されなかったということがとても苦しい。

今日もつらい七日目だった。
無力なまま、抗うすべもなく何もかもが終わってしまった。
ただ、アンの手をとることはできた。彼女に、君は生きていて良い、愛されて良い、選ばれて良いって示すことができたので、それに関しては本当に良かった。

いややっぱ辛えわ。


次は黒核全奪取の【犠牲の意味】とたぶんアントネーワルートの【ディープブルースター】が出ている。
攻略情報がオススメしてきてるのは犠牲の意味なんだが、タイトルが既に怖いから先にアントネーワとどうにかなりたい。攻略情報教えてもらえるし……。
早まった真似をしているようならリプライを飛ばすか消火器で頭を殴るなどしてほしい。
今日のところはアンと過ごしたこの七日について未練たらたらでいようと思う。

追記:
そういえば結局アントネーワを殺したのはアンだったのか…?
明言されてなかった気がするんだけどいろいろな袋小路に追いやられてて思い出せない…
まあもしアンが殺していたとしてもこの旅路の中でのアンの罪は私の罪だと思うから…一緒に背負うよ…